仕事

どんな仕事ですか？

営業が受注すると、一つ一つの建物に応じた製品を設計します。その設計データをもとに、技術部が工場で加工するための製作図を作ります。この製作図と納期をもとに、工場のどのラインで部材加工するのかを決めたり、工場の稼働状況を見ながらラインに投入するスケジュールを組む。それが私たち生産管理の仕事です。
こうした生産計画を立てる仕事のほか、切断・切り欠き・穴加工などを自動で行う加工機のプログラミングや原価計算など、いろいろな業務があります。

生産管理の役割とは？

ただ単に受注した順番で製品を製作していては、毎日の仕事量や工場の稼働率にムラができてしまいます。
ある案件は必要とされる日程よりも早くでき上がってしまい、出荷までどこかにストックせねばなりません。保管場所をとったり、在庫扱いになってキャッシュフロー上マイナス扱いとなるなどのデメリットが発生します。
そこで、納期の短いものや複雑な加工のものから順にラインに投入するなど、細かな調整を行っていくのです。

仕事で大変なこと、やりがいに感じることは？

製造工程に近しい部門なので、ちょっとした入力ミスやボタンの押し忘れなどが加工不良に直結してしまうことです。工場でもチェックが入りますが、加工ミスをしてしまえば、材料が無駄になってしまいます。また納期も遅れてしまいます。
特にプログラミングの業務では、新製品や特殊な部材を扱うときは、何度もテストし試行錯誤して、自動化を確認します。その結果、工場のラインが正確に動き、作業効率が向上したときはとてもうれしく思います。

専門知識の勉強は？

大学で学んでいたのはコンピュータや機械とは全くの別世界の英米文化。けれどモノづくりに携わる仕事がしたかったので、生産管理は希望に叶った仕事です。
機械や設計図面のことは、ＯＪＴで学びました。
また業務の改善にはExcelの関数やマクロを用いることもありますが、それらは外部講習などで学べます。また資格を取れば、奨励金も出ます。そうした会社からの支援を上手く活用し、スキルアップを図っていける環境も整っています。

今後の課題は？

データ利用による業務の自動化です。ＲＰＡ (Robotic Process Automation)による業務の自動化を更に進めていきたいと思います。一方で当社のセールスポイントはオーダーメイドなので、人による処理は欠かせません。ヒューマンエラーを少なくするためのデータ化の工夫も、これからの課題ですね。

メッセージ

就活中の方々にメッセージを

不採用が続くと心が折れそうになってしまうときがあると思いますが、短い面接の時間だけで自分のことを伝えるのはとても難しいことだと思います。上手くいかなくても自信をなくさず、縁がなかったと切り替えるほうが次に進めると思います。内定をもらうことはゴールではないので、これから先何年も働く上で大切にしたいことをよく考え、納得のいく就職活動をしてほしいです。