INTERVIEW社員紹介

オーダーメイド品を高速自動生産。
機械・制御・ITの知見を活用し、
未来工場をつくる。

生産技術(石川)
生産管理部
K.K 2010年入社
工学部 機能機械工学科卒業

仕事

生産技術課とは?

製品づくりのための①システムをつくる、②改良する、③維持する――これが生産技術課のミッションです。いわば「工場に関わることのすべて」が仕事。とても幅広い業務を担当している部署です。

新工場の立ち上げに関わったと聞きました

はい。軽量ドア製品増産のための新工場(加賀工場)の立ち上げに携わりました。製品をつくるための工法の開発、加工装置・設備の設計や製作、ラインや工場レイアウトの設計・・・まで、すべて生産技術課で行いました。工場の建物は建設会社にお願いしましたが(笑)、工場の中はすべて自社で行いました。

小松ウオールの生産技術課の特長は?

小松ウオールの製品は、設置する建物に応じて寸法や仕様が異なります。基本的な構造は同じでも一品一品オーダーメイド。それは当社の強みなのですが、我々生産技術のスタッフにとっては、非常に厄介な強さです(笑)。同じものを大量生産する。それが自動化機器の得意とするところですが、当社はひとつひとつ異なる製品を、高速で自動生産していかねばならない。「多品種少量生産」のさらに上を行く「一品高速自動生産」。そんな課題に取り組んでいる部門です。

未来

今後どんな課題に取り組んでいきますか?

ものづくりの現場では、今後急速に人口減少による人手不足が進むでしょう。時間をかけて熟練工を養成することも難しくなる。極端に言えば、機械のことが全く分からない人でもボタンを押しさえすれば複雑な加工をしてくれる、そんなレベルの生産設備が求められるようになるでしょう。すでに当社ではIoT技術やセンサによるデータ解析などを導入し、一品高速生産に対応できる自動化ラインを構築したり、故障の未然防止などに取り組んでいますが、今後はこれまで以上に、ITやロボットの重要性が高まってくるものと考えています。

どんな人材を求めていますか?

いま言ったようにITやロボット系の人材はもとより、機械、電気・電子、材料、化学、制御、プログラミング、さらにはデータ解析など、工学系の知識を持つあらゆる人が欲しいですね。生産現場からは日々、「もっと生産効率が上がるよう改良してほしい」「新しい製品ができたので工法を考え生産装置を開発してくれ」といった要望から「故障した」「製品の設計変更に対応してくれ」などの声がひっきりなしに届いています。また生産ラインの寿命は10年程度ですので、次世代ラインの構想にも取り組んでいかねばならない。工学系の人にとって活躍の舞台がたくさんある職場だと思います。

職場

職場の雰囲気は?

象徴的なお話をひとつご紹介します。あれは私が入社して2年目の頃のこと。当時は2次元CADを使っていたのですが、私としてはもっと仕事を効率的にできる3次元CADが欲しい。生産技術課では常務が同じ部屋で仕事をしているので、「これを入れるとこんなことができる」「これだけ効率化できる」と直接、猛アピールしたのです。その結果、3次元CADの導入が決まりました。若手社員の声に耳を傾け、ソフトウェアにも百万円単位の資金を投じる・・・そんな会社なんです。

アピール

学生の方々へのアピールは?

生産技術の仕事には、機械・制御・プログラミングなど、多分野にまたがる知識が必要です。けれど心配には及びません。私は機械科出身ですが、制御の仕事もやっています。入社してから学べる教育研修の機会があるからです。生産技術課では、装置の構想から設計、製作、外部への発注など、あらゆる業務を自分でできる。エンジニアとして自分を成長させたいと思っている人には、格好の職場だと思います。

ある1日のタイムスケジュール

  • 出社
    メールをチェック
  • 設備関係の段取り(仕様検討、設計、見積り)
  • 昼休憩
  • 設備の修理
    突発的に発生した設備のトラブル対応を実施
    部品の交換、設備制御プログラムのチェック、更新等
  • 修理報告書の作成
    再発の可能性があるトラブルに関しては恒久的な対策を提案して実施する
  • 業者との打ち合わせ実施
  • 自分で設計した設備の製作
    製作範囲は電機回路のハードからプログラムまで、メカの部分までと多岐にわたります。
  • メールチェック
    対応が必要なメールに返信
    プロジェクトの日程や進捗を確認
  • 退社

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