INTERVIEW社員紹介
オンリーワンの存在感、
高さ20mの巨大な動く壁をつくる。
建築設計(石川)RW事業部 T.N 2013年入社
工学研究科 建築学専攻修了
製品
何を作っていますか?
当社でランニングウォールと呼んでいる大型移動壁です。展示場やホテルなどの大空間を仕切る「動く壁」。大きなものだと高さ20m、幅4mほどのパネルを動かし、空間を間仕切ります。小松ウオールはこの分野で業界1位のシェアを誇るトップ企業。ランニングウォールは大型移動壁の代名詞ともなっています。
どんなところで使われていますか?
例えば、日本最大の展示場「東京ビッグサイト」や「幕張メッセ」。「京都国際会館」「ホテルニューオータニ」など、日本を代表する施設に納入してきました。こうした巨大な空間以外にも、オフィスビルや学校、病院、駅や空港、ホテル・旅館、商業施設などでも数多く採用されています。
仕事
どんな仕事をしていますか?
私が担当しているのは設計です。仕事の流れを説明しましょう。先ず営業が、設計事務所やゼネコンなどから「この空間でランニングウォールを使いたい」という引き合いを獲得してきます。建築物の設計段階ですね。私たちの出番はそこからです。どんな目的で、どのようなレイアウトで間仕切るのか。遮音性や遮光性、吸音性、耐久性等どの程度の性能が必要か。操作性や収納性へのニーズはどうか。デザインは・・・などの要求仕様を確認するとともに、建物本体の構造(鉄骨or鉄筋)についても協議をします。大型の製品は何トンもの重さになるので、建築構造体の強度については綿密に計算し、補強などの必要があれば建築設計者にオーダーを出します。このように、建築の初期段階からプロジェクトに入り、建築設計事務所など建築のプロと一緒に仕事をしていくのです。
その後の流れは?
建物とのマッチングや求められる性能が決まれば、製品の製作図を作成し、工場での生産に移行します。製品の部品類が完成すれば、それらを現地へ輸送し、組立作業に入ります。組立は当社の施工チームが行うのですが、私たちも要所要所で立会います。だから出張も多い職場ですね。
やりがい
どんなところにやりがいが?
巨大な構造物が徐々に形になっていき、完成の日を迎えたときの達成感は、何とも言えないですね。取り付ける建物は千差万別、ひとつひとつ完全オーダーメイドです。建物によっては、変則的な形状のパネルも必要になったり、建物への収まりが難しかったり、色んな問題が出てきます。けれど建築設計担当の人たちと知恵を出し合いながら課題を解決していく。それぞれがプロとして技を出し合いブレークスルーしていく時、「仕事している」充実感が得られます。
実績
自慢できる実績は?
記憶に残っているのは、奈良県のコンベンションホールの仕事です。ゼネコンの設計チームと一緒に設計したもので、高さ10m、総重量2.5トンの大型製品でした。後々の時代まで残る建造物。工事が無事終了した時の達成感は、格別でした。
メッセージ
学生の方々にメッセージを
職場には、経験豊かな頼りになる先輩がいます。仕事では、設計士や建築会社など様々な分野の専門家と一緒に仕事をします。トップメーカーで仕事をすることで、さまざまなことを学び、得ることができる。建築のプロとして自分を成長させていきたい人には、格好の職場だと思います。
ある1日のタイムスケジュール
- 出社
メールをチェック - メール内容を営業スタッフと打合せ
- 施工図作成
- 昼食
- 次週の出張日程を営業スタッフと調整
- 取引先からの質問事項に対する返答資料の作成
- 施工図作成
- 製作設計部門との調整会議
- 施工図作成
- 退社