INTERVIEW社員紹介
イタリア製高性能マシンを操るオペレーターとして、5年をかけて操作方法を習得。
製造(石川)第二製造部 Y.N 2011年入社
機械科卒業
マシン
今の職場は?
入社10年目になりますが、ずっと製造部で勤務しています。担当している製品は「ドア」「扉」。鉄板を板金加工し、塗装し、製品に組み立て出荷します。私が担当しているのは板金工程。特殊なマシン(パネルベンダー=曲げ加工機)のオペレーターとして製品づくりに関わっています。
特殊なマシンとは?
イタリア・サルバニーニ社製のパネルベンダーのことです。鉄板を「曲げる」「つぶす」ためのマシンですが、人の手ではできない複雑な加工を高速度でできるのが特長です。材料をセットしスタートさせると、4方向の曲げ・つぶし加工を一気に行える高性能マシンです。
使いこなせるのは2人だけと聞きましたが・・・
はい。当社で操作できるのは、私ともう一人だけです。2人でチームを組んで作業を進めています。片方がプログラミングをしている間に、もう一人がマシンを操作し加工する。これを交代しながら行います。正しく加工するためにはプログラミングが生命。鋼板の種類や厚さ、加工寸法などを考慮しプログラミングしていくのですが、なにせイタリア製。操作盤やマニュアルもイタリア語で書かれていましたので、理解するのにものすごく時間がかかりました。一人前に使いこなせるようになるまで、5年ほどかかりましたね。
仕事
仕事の思い出は?
マシン操作に四苦八苦して、ようやく使いこなせるようになった時のことは忘れられません。自分でゼロからプログラムを組み、材料を供給し、スタートボタンを押し、きちんと加工できたときの達成感は、何ものにも代えがたいものがありました。一方、とんでもない失敗の思い出もあります(笑)。加工金型に小さなゴミがついていて、それに気づかずマシンを動かしたため、製品の表面に小さなへこみができてしまったんです。気がついたときにはもう30枚ほども加工していて・・・。すぐ気づいたので、製品として出荷せずに済んだのが幸いでした。
どんなところにやりがいを?
業界でも数少ない特殊なマシンを使いこなせること。いわば毎日フェラーリを運転するようなもの・・・と、そこまで言っちゃうのはどうかと思いますが(笑)。誰もができないような仕事を任せられている、そんな実感があります。
職場
職場環境は?
ぜひ一度、当社の工場を見学してほしいと思います。とにかくキレイ。油のシミもありませんし、ゴミ一つ落ちていない。整然として広々としていて、清潔で安全な環境が自慢です。
メッセージ
学生の方々にメッセージを
働くための環境がきちんと整えられている会社です。職場環境は言うまでもなく、休日などの福利厚生もしっかりしています。土日は必ず休みが取れます。入社してから土曜日出勤したのは、記憶にあるのは1回だけですね。就職先を選ぶときには、実際に会社に足を運び、どんな雰囲気の職場なのかをその目で確かめること。それが私からのアドバイスです。
ある1日のタイムスケジュール
- 出社、メールのチェック
- 段取り、仕事開始
- 昼休憩
- 休憩後、仕事開始
- 休憩
- 休憩後、仕事開始
- 退社